大変だった付きっ切りの育児も終わり、子どもは2歳!前よりは、言葉も増えてきて意志の疎通もできるようになります。私たちが思っている以上にパワフルで成長が早い2歳児。早く走ることに驚かされたり、昨日は登れなかった階段が今日は登れるようになったり、クレヨンも持てなかったはずなのに上手に丸を描いたり、のりやハサミを使えるようになったりします。正直まだたくさんイライラさせられますが、とにかく可愛い2歳児です! 1歳までと違う2歳児、果たしてどうやって付き合っていったらいいのでしょうか。
自分主体の行動
2歳児の特徴として、なんでも自分でやりたがる時期になります。自分でする!イヤ!ダメ! 自分が、自分が!と、言うのに上手に出来ず泣き叫ぶ子もいます。出来ないのにやろうとしないで!と怒ってはいけませんよ!これも立派な大切な成長のひとつです。とはいえ、頭では分かっていても、全然いう事を聞かずに泣き叫んだり怒ったりする我が子にイライラしちゃうこともあるかもしれませんね…。特に次の子を妊娠中・出産後だったりすると、2歳児はもうやきもちを妬きます!お兄ちゃん・お姉ちゃんとしてもっと色々お世話したいのにできないイライラなどで荒れてしまいがちです。下の子をほめたり可愛がったりしたら、その3倍上の子をほめて可愛がる、これができるとぐっと関係が良くなるかもしれません!意外と思考は大人になっているものですね。
依存と自立
1歳までの赤ちゃんは、完全に親に依存して生きていますが、大人になっていくにつれ、親から自立して生きていきます。それ始まる時期が大体2歳なのです。「自分でできる!触らないで!」と言われたあとに、「やっぱりできない。ママやって」となったときに「自分でやるって言ったでしょ!」と突き放すのでは子供の心は不安に支配されてしまいます。
まず、わかってあげましょう。
親の皆さんにわかってほしいことは、甘やかすことと甘えさせることの違いです。1.出来なかったら、最終的にやってあげること。2.やってほしい と言われてやってあげること。どちらが「甘やかす」ことになるか分かりますか?実はどちらも「甘えさせる」です。努力してもうまくできないから手伝ってほしい、できるのにやってほしい、という子供からの依存を突き放し続けると、信頼関係が損なわれてしまいます。できるならいいんです。大丈夫。ただし、おもちゃやおかしを無尽蔵に与えることは「甘やかす」ことです。また、自分でやろうとしているのに、大人がやった方が速いしうまいからと、やらせずに育てることは意欲を削ぐ行為になります。子供の心は「安心」と「不安」、「依存」と「意欲」を行ったり来たりしながら、成長し大人になって自立していくのです。いろいろな方法を模索しながら、大人も成長していくものです。親子で乗り越えていきましょう!