私達の体内に数え切れない程存在する骨は赤ちゃん〜高齢者になる頃まで必要になります。しかし、骨を意識した生活を送っていませんと骨は徐々に溶けていき骨による「石灰化」が発生します!「石灰化って何?」「石灰化で何か問題があるの?」等の意見があると思いますので今回、石灰化の原因や症状について紹介していきます。■1:骨による石灰化って何?原因は?骨による石灰化は血液中に溶け出したカルシウムが、様々な部位に届けられてしまい固まってしまう症状を言います。もともと血液は血液中にカルシウムを一定に保つ必要があり、100ml中10mgは必要とされています。適量が溶け出すには問題ありません。しかし、健全な骨の代謝が行われず「破骨細胞」の増殖がありますと必要以上のカルシウムが血液中に溶け始めます。するとどうなるか?骨に必要無いカルシウムが届けられますと、全く意味の無いところでカルシウムが固まり棘のようなものができます。その棘が神経を傷つけてしまい腕に痺れや頭痛の原因になります。血管の場合、届けられずにずっとさまよっている訳ではなく「血管内」に付着し始めます。カルシウムが血管に溜まり始めると、血管をまるで骨のように固めてしまい柔軟性の無い血管にします。すると動脈硬化に陥る危険性があります!他にも軟骨や関節部、そして心臓や腎臓と言うように様々な箇所で石灰化させてしまいます。■2:石灰化を防ぐためにはどうすれば良いの?骨による石灰化を防ぐためには主に2つの方法があります。1つ目は体内を酸性化させないことです。体内が酸性化に陥るとカルシウムを溶かしやすい環境が整い、先ほど紹介した破骨細胞が活動しやすくなります。酸性化を防ぐために海藻類等のアルカリ性食品を摂取する、夜食を控える、生活習慣を整える等を心がけるようにしましょう。2つ目は骨の新陳代謝を正常化させることです。骨の新陳代謝は「骨芽細胞」「破骨細胞」の2つがバランスよく保たれる事で始めて正常な新陳代謝といえます。一方で先ほど紹介したように破骨細胞のみ活動を続けますと、体中で石灰化の被害が出てしまいます!そのためカルシウムを摂取するだけでなく、ビタミンD・ビタミンKのようにカルシウムを補助するビタミンも一緒に摂取しましょう!最期になりますが、骨による石灰化はお年を召した方や更年期障害に入った方以外にも発生する危険な症状です。もしかしたら、20〜30代の働き盛りの皆さんにも襲ってくるかもしれませんよ?