2012年~2013年、ある病気が多くの大人に襲い掛かり
最大で1万人以上の方が発症した症状があります。
それが「風疹」と言う病気です。
風疹はウィルス性の病気のため空気感染で広がってしまい、
都内や府内だけでなく地方にも広がってしまいました!
とは言え発症していない人からすれば「そこまで恐ろしくない病気でしょ?」と
感じられてしまいますが、決してそんな事はありません!
この風疹がどれだけ恐ろしい病気かを幾つかに分けて紹介していきます。
風疹の症状
風疹は先ほど紹介したとおり、ウィルス性の病気です。
感染能力は有名な「インフルエンザ」の4~5倍と言われるほど
非常に強力な感染能力を持っています。
ウィルスに感染しますと、
すぐには発症せず平均して2週間皆さんの体内で潜伏します。
そして2週間が経ちますと、
発熱・発疹、そして首もとのリンパ腺が腫れあがります!
特に発疹は顔だけでなく首元や人によっては全身に現れる人までいます。
とは言え合併症を引き起こして重症化する人はほぼおらず、
3~4日経過しますと発疹や熱が治まります。
そのため多くの人が重症化せず、すぐに学校や会社に復帰できます。
こうしてみると特に恐ろしい病気とは思われませんが、
次の項目から恐ろしい理由を紹介していきます。
驚異的な感染力
「風疹の症状」で解説したとおり、
インフルエンザ以上の感染能力を持っていることがまず挙げられます。
しかし、風疹の恐ろしいところは他にもあります。
実は風疹が体内に潜伏している状態でも他人に感染する能力があるのです!
風疹は約2週間潜伏して発疹を出しますが、
発疹を出す5日前から他の人に感染することができます。
そのため「あの人は健康的な人だな」と思っていても
実は風疹のウィルス持ちで、知らず知らずの内に感染するケースが多いのです。
そう考えますとインフルエンザ以上に
驚異的な感染力を持っていると言えますね…
風疹による赤ちゃんの先天性風疹症候群
もう1つの恐ろしい理由が「先天性風疹症候群」と言う病気です。
これは妊娠中の女性が風疹に掛かる事で、
お腹の中にいる赤ちゃんにもその影響が出てしまう症状です。
例えば目が見えない・音が聞こえない・心臓が小さい、
または奇形になっていると言う先天性の症状があります。
厄介な事に、妊娠中の女性が風疹に掛かりますと
70~80%と言う高確率で赤ちゃんに先天性の症状が出てしまうのです!
できる事なら、赤ちゃんを妊娠する前にワクチンを接種したいところです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
症状として見ると安静にしていればそこまで悪化しませんので、
特に恐ろしい病気とは思えません。
ただし、驚異的な感染力や妊娠している女性にとっては脅威でしかありません!
現在でも風疹を予防するには「ワクチン」が重要とされていますので、
もしワクチンを受けていない、またはこれから赤ちゃんの事を考えている女性が
いましたら確実にワクチンを受けましょう。
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