私の主婦湿疹との長い戦いは、結婚直後から始まりました。
結婚するまで料理をしたことがなかったのですが、
料理本を片手に基礎から必死になって頑張っていました。
ようやく料理にも慣れてきた頃、指の間が痒いことに気がつきました。
主婦湿疹の原因となっていた2つの理由
私の皮膚湿疹はひょんなことで落ち着いていきます。
(そこに至るまではあれこれと試しました。。)
それは夫の転勤で引っ越した社宅に湯沸かし器がついていなかったこと。
入居者が自分で買って設置しなければならなかったので、
私は別になくても困らないと思って買いませんでした。
水だけでの家事がスタートしたのですが、
一ヶ月もしないうちに手が綺麗になっていったのです。
もちろんまだ少しの痒みと湿疹はありますが、
それでもとても楽になりました。
どうやら、お湯を使った家事がいけなかったようなのです。
お湯が手の油分を奪ってしまうために
手が荒れてしまうのだとやっと気付きました。
時々悪化しながらも、前よりは楽な状態を維持していた私の手ですが、
さらにあるきっかけで完全に綺麗になりました。
もうひとつの理由
そのきっかけとは、子供が生まれたことです。
生まれた子供がアレルギーを持っており、湿疹がとても多い体でした。
そのために、少しでも子供に優しいものをと
家中の洗剤類を全てせっけんに変えたのです。
ボディソープもシャンプーも洗濯用洗剤も台所洗剤も、
固形石けんや液体石けんに変えました。
子供の湿疹のために始めたことが私の手にも良い方向に作用し、
五年以上苦しんでいた手荒れからやっと解放されました。
それからは手が良い状態をキープすることが当たり前になり、
ダメージにも強くなってきたようで、
今は手に優しい洗剤ならばお湯で洗っても大丈夫になりました。
主婦湿疹に市販薬を使ってみると…
主婦湿疹が出始めてすぐのころ、最初は何だかわからなくて、
そのうちに指に小さな水疱もできるようになり、もしかしたら水虫ではないかと思ったのです。
すぐに近所の小さな薬局へ相談に行くと、「これは手荒れだろう」とのことでした。
当時発売されたばかりの尿素が配合されたクリームを勧められ、
それを購入して様子を見ていたのですが一向によくなりません。
それどころか、どんどん悪化していくのです。
主婦湿疹にビニール手袋を使うデメリットがありました
その後二週間ほどでクリームを使うのをやめた私は、
炊事用手袋を使って料理や洗い物をしていました。
でも、手炊事用手袋にも欠点があります。
夏場など、手袋のなかで汗をかいてしまうと、その汗で手が荒れてしまうのです。
こまめに手袋を洗ったり買い換えたりする必要がありました。
そういう生活が二年ほど続いたとき、ついにほとんどの家事ができないくらい
ひどくなってしまったのです。
夜中のうちに掻きむしっているらしく、目が覚めると寝具に血やリンパ液が
沢山染みついて悲惨なことになっています。
指もリンパ液でベタベタします。野菜を切った際にでる汁が指に染み、
触ることすらできません。洗濯物にも血がついてしまったり、それはとても大変でした。
私の手荒れのひどさを理解してくれていた夫は事情を察し、
しばらくコンビニ弁当を買ってきてくれました。
主婦湿疹で病院に。薬を処方されて使ってみた
その間に私は皮膚科を受診しました。
それまで皮膚科へ行くことは考えなかったのです。
炊事用手袋さえしていればそれなりになんとかなっていたので、
ついつい「また今度でいいや」と思ってしまっていました。
受診するとやはり主婦湿疹だと言われました。
ステロイド軟膏を処方されたのですが、詳しい生活の注意点などは何も教えてもらえず「これを塗っていればいいから」とだけ言われたのです。
確かにステロイドを塗れば落ち着きますが、根本的な解決には至りませんでした。
落ち着いたからやめればまたぶり返します。
これはアトピー性皮膚炎にも言えることで、ステロイドはまず大きくなった火を
消すための先発隊のようなもの。
火が小さくなっているあいだに、皮膚炎の原因を遠ざける必要があります。
しかし当時はそんなことも知らず、ひどくなったら塗ることの繰り返しでした。
さいごに
もしも今、手荒れに困っている人がいましたら
私の体験が何かの参考になればと思います。
手荒れはとても辛いですから、
少しでも楽になっていただけたなら幸いです。
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