古くからストレスを感じると太ると言われていますが、
何故太るかしっかりと説明出来る人は少ないと思います。
ストレス社会と言われる日本で働く私たちは、
日々いろいろなストレスを抱えており、
この事が原因で毎年メタボ予備軍になる人は増加傾向にあります。
このように肥満と深い関わりを持つストレス…
今回は、ストレス太りのメカニズムとその対策についてお話しします。
ストレスで太る原因は?
原因は、コルチゾールというホルモンにあります。
少し専門的な深い話で分かりにくいので、簡単に説明すると…
このホルモンは、ストレスを感じるとそのストレスを「開放してあげよう!」と
働きます。そうやって働く過程で一緒に脂肪を溜めてしまうのです。
これがストレス太りの正体なのです。
しかし、何故脂肪を溜め込んでしまうのでしょうか?
これにはしっかりとした理由があります。
今よりもはるか昔、人類がストレスを感じることと言えば
食料難がほとんどでした。
この時に、この食糧難でストレスを感じた種族にだけ
倹約遺伝子(飢餓遺伝子とも言う)が作られたのです。
この遺伝子の特徴は、次にいつ食べ物が口の中に
入ってくるかわからない状態になると、
体はエネルギーの消費を極力減らし、代謝を下げます。
そして強いストレスに反応するのです。
日本人にはほとんどこの遺伝子があると言われており、
昔のように飢餓によるストレスがない今、
ストレスは最大の肥満の原因となっているのです。
それでは、このストレス太り…どのように解消すればいいのでしょうか?
解消法は?
実は、食事で解消する方法が効果的なのです。
元々、ストレスを食事によって発散しているのでそれを我慢するということは
ストレスが発散出来ない+さらなるストレスをため込むことになります。
ストレスによる肥満を起こしている人は、
ストレスを感じた時に糖質や脂質を好んで大量に摂取する傾向があります。
それでも食べたい…このような時は「果物」を摂取すると良いです。
果物は元々ゆっくりと吸収されるもので、かつ、栄養もあり低カロリーです。
もちろん暴飲暴食はいけませんが、食べている!という感覚も得られるので、
ストレスの解消としても役立つようですよ!
最後に
もちろん根本的な解消法としては、ストレスを無くすことなので、
そちらの意味での解消法となるとやはり有酸素運動が良いでしょう。
体を動かすのが苦手な人は、歩くスピードで走る「スロージョギング」を
してみてはいかがでしょうか?
体を動かすとストレスはかなり解消されます。加えて適度な疲労により質の良い
睡眠をとることが出来るので、体に良い効果にも期待できそうですよ!
最後に
働く以上、生きて行く以上はストレスの無い生活はほとんど無理だと思います。
大切なのは、そのストレスとどのように向き合うか、どのように解消するのかを
学んで上手く付き合っていくことではないでしょうか。
それが私たちの今後の課題となりそうですね。
コメントを投稿するにはログインしてください。