続きの記事になります。
前までのお話はこちらをご参照ください。
http://xrvg.net/122.html
前回ご紹介したとおり、
同じ食べ物でも体質によって「良い食べ物」にも「悪い食べ物」にもなるということを書きました。
(参考書籍:『「あなたの体」にいい食べ物悪い食べ物』(三笠書房、石原結實))
それでは、自分や家族はどんな体質なのでしょうか?
漢方医学では人の体質を2種類に分類
漢方医学では人の体質は「陽性」と「陰性」の2種類があって、
健康を維持するための食べ物がそれぞれ違います。
それぞれの人の特徴について書籍から引用します。
[su_quote]体内にエネルギーと熱が充満し、元気いっぱいの人は「陽性体質」
体が冷え、気力や体力の乏しい人は「陰性体質」とする。
引用元:『「あなたの体」にいい食べ物悪い食べ物』(三笠書房、石原結實)[/su_quote]
日本人の最近の傾向としては、ここ数十年で体温が1度低下しており、
陰性体質の人が多いようです。
海外の方を街中でみかけたとき、真冬でも半袖で過ごしている人がいて驚きますが、
それは自分の体温が低いということもありそうですね。
ただ、陽性の人の方が健康体であるのかというとそうでもありません。
陽性が行き過ぎると次のような病気にかかりやすくなります。
[su_note note_color=”#c0ff66″]高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、痛風や欧米型のがん[/su_note]
反対に、陰性の人がかかりやすいと言われる病気はこちらです。
[su_note note_color=”#c0ff66″]リュウマチ、神経痛をはじめ、さまざまな痛みの病気、アレルギー疾患、
メニエール症候群、貧血、低血圧、膠原病、うつ・神経症、胃腸病など[/su_note]
「これらを引き起こす症状が出ている」というところからも
自分の体質がわかるかもしれませんね。
この「陽性体質」と「陰性体質」は両極にある体質で、
どちらかに偏った状態になるとよくない状態です。
陽性過剰にも陰性過剰にもならない中間の状態(「間性体質」)が
いいとされています。
この状態を保つことで病気になりにくい状態になります。
自分の体質を知って、その体質に合わせて食べ物を選び、
病気になりにくい「健康な状態」を保つ。
一般的には、
「自分の体質を知る」という部分が抜け落ちた状態で
「この食べ物はいい」「これは食べない方がいい」ということが
言われているように思います。
それと比べると説得力があって根拠がはっきりしていますね。
なお、食べ物についても同様に「陰」と「陽」とがあります。
体を温める働きをする食べ物は「陽性の食べ物」
体を冷ます働きをする食べ物は「陰性の食べ物」
となります。
病気になりにくい体質とされる「間性体質」を保つためには、
陽性体質の人は陰性の食べ物
陰性体質の人は陽性の食べ物
この食べ方が良いとされています。
なお、基本的な体質はそれぞれ持っていたとしても、
「どんな精神状態でどういった過ごし方をしているか」
によって体質が1日を通して変化することもあります。
たとえば、陽性体質の人であってもガンガン冷房の効いた部屋で
一日中デスクワークを続けていると体が冷えた状態になりますので、
陽性の食べ物を摂って間性体質を保つようにしたくなります。
もともと陰性体質の人でも適度な運動で汗を流せばぽかぽかと体が温まりますので、
陰性の食べ物を摂って同じく間性体質を保つようにしましょう。
では、陽性の食べ物と陰性の食べ物というのは
それぞれどんな食べ物なのでしょうか。
長くなってきましたので続きは次の記事でご紹介します。
本日のまとめ
・漢方医学では「陽性体質の人」と「陰性体質の人」がいる。
・食べ物にも「陽性の食べ物」と「陰性の食べ物」とがある。
・体質と逆の極の食べ物を摂ることで間性体質を保ちやすくなる。