鼻が悪い人は、なんとか鼻の調子を少しでも良くしたいと願われているのではないでしょうか。鼻がつまるのも、くしゃみや鼻がしょっちゅう出るのも困ったものですね。ひどくなると生活の質を落としてしまうことになりかねません。鼻の症状ですから、鼻の一部分のみ注目してしまいがちですが、身体全体と鼻の症状は密接につながっています。自分で毎日できる、体質改善方法をご紹介したいと思います。
お風呂から出る前に、水をかける。
鼻が悪いかたは、活力がないかたに多いようです。なんとなく体が弱そうな、ひよわな雰囲気があるのではないでしょうか。生まれつきだから仕方ないのではないかとあきらめる必要はありません。修行僧は滝などで頭の上から水を浴び続けていますが、水をかけると聞くとそのような場面を想像してしまったかたもいらっしゃるかもしれませんね。そのようなことはする必要はありません。お風呂から出る前に、膝から下あたりに水をかけるだけでOKです。ツボ刺激の方法ではいろいろとありますが、お灸などであたためるほかに、「氷灸」という方法もあります。ツボをあたためて刺激するか、冷やして刺激するかの差なのですが、これを応用した方法です。水をかけることによって膝下にある生命力に関する経路やツボを一度に刺激することが可能です。水をかけると、今まで開いていた血管がキュッと収縮して熱をなんとか外に逃さないように働いてくれます。足が冷えてしまうのではないかとおもわれるかたもおられると思いますが、逆に足元がポカポカと温まってきて、湯冷めしにくくなるようです。血流を良くし、冷えを改善することによって、鼻の調子も徐々に改善することでしょう。
ブラシこすりをする
鼻が悪い人の中には、不眠に悩まされている方も多いようです。鼻がつまったり、反対によく出たりすることによって、睡眠の質も悪くなってしまいがちのようです。このようなかたにおススメなのが、「ブラシこすり」です。ヘアブラシを用意しましょう。このヘアブラシで、後頭部や首筋付近をマッサージするように丁寧にブラッシングしていきます。鼻が悪い人だけではなく、手足が冷え、肩こりや目の疲れがあるようなかたにもおススメです。この付近には身体によいさまざまなツボがあります。特に、首筋にある「風池(ふうち)」と呼ばれるツボは、不眠に良く効きます。後頭部や首筋の皮膚をヘアブラシで刺激することによって身体を温め、鼻のとおりも改善し、ぐっすりと眠れるようになるでしょう。