歯が丈夫な人はハゲやすく、歳をとっても髪が多い人は歯が弱い。これって本当?

ヘアケア


「歯が丈夫な人はハゲやすく、歳をとっても髪が多い人は歯が弱い」と、

漢方では言われていますが、思い当たることはありませんか?

漢方の考えでは、「歯」「髪の毛」

「腎」という腎臓のような働きをするところに関係が深いと考えられています。

歯と髪のもとは同じ?

 

漢方独特の考えですが、歯も髪の毛も加齢によって変化してゆくところ。

赤ちゃんの時はまだ歯も髪の毛も生えていませんが、成長と共に増えていき、

成人期にピークの量を迎え、徐々に減っていきます。

遺伝的な傾向も強いのですが、もともと持って生まれた体質で

「腎精」という「生命の源」を誰でもが持っていると考えられています。

年齢や性交渉、出産、過労などが原因で「腎精」が減っていくと、

年齢以上に髪や歯の質が悪くなったり、本数が減ったりしてしまいます。

その中でも、髪の毛の本数が少なかったり切れ毛が多かったりするのは

血の不足によるもの、つやが無いのは気と血が不足するもの、など

細かく分かれます。

歯に対しても、歯茎が下がって見えるものや虫歯は気の不足

歯槽膿漏や歯周病はお血と呼ばれる血行不良や血熱という

不要な体内の熱を逃すことができない状態だと言われています。

 

アンチエイジングに効果的な食材

遺伝的なものは仕方ないとして、

男女問わず歯も髪もいつまでも丈夫でたくさん残したいですよね?

それには、漢方では「補腎」と言って、

アンチエイジング食材や漢方薬を使って行います。

中国や韓国の歴史ドラマを見ていると、宮廷医が宮中の高官に賄賂として

「補腎薬」を渡している光景を見かけるくらい、古代から人々の関心が高く、

様々な養生法が研究されています。

漢方薬は専門的な知識が必要ですが、

薬膳ならご家庭で簡単にアンチエイジングを続けることが出来ます。

薬膳では「補腎」する食材は、ズバリ「黒い食べもの」「海産物」。

黒豆、黒木耳、海苔、椎茸、牡蠣、エビ、カニ、スッポン、昆布、ワカメなど。

確かに高価な食材が多いですね。

カニやスッポンは毎日食べるわけにはいきませんが、食卓に海苔や黒豆の煮物、

ワカメの味噌汁や椎茸の佃煮などなら並べることができると思います。

これらの食材はアンチエイジング効果だけでなく、

腎臓病予防泌尿器のトラブル防止にも期待が出来ます。

 

最後に

80歳で20本の歯が残っていると、

痴呆や寝たきりになる確率も下がると言うデータもあるので、

ぜひ今から毎日の食卓で続けていきましょう。

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