最近韓国で流行っているMERSコロナウィルスって一体どんなもの?

季節の病気

韓国で拡大が恐れられている新型ウィルスMERSコロナウィルス。

累計25名の確定感染者が確認され、そのうち2名が死亡したとのことです。

日本にも近いところであり、その症状や危険性など、

気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、MERSコロナウィルスについてご紹介します。

MERSとは?

中東呼吸器症候群と呼ばれているこの症状は2012年に初めて確認されました。

原因はMERSコロナウイルスによるとされています。

調査の結果、ヒトコブラクダがMERSコロナウィルスの

保有動物である可能性が生じてきました。

症状は発熱やせき、息切れなど一見風邪に似ています。

しかし恐ろしいことに、MERS患者の内、

死亡した割合は約36%だと判明しています。

致死率が比較的高いのです。

世界保健機関によると感染者が認知されてから累計で1154人の発症が確認され、

死亡者数は434人に及んでいます。

 

具体的な予防策は

外務省によるとMERSコロナウィルスは飛沫感染や接触感染で伝播するとのことです。

まだワクチンなどの予防方法もないので、

それに応じた予防策が推奨されています。

・免疫を高めるために休息や休養を十分に取る

・手や指を清潔にする

・マスクの着用をして人混みを避ける

・高熱、咳、呼吸困難の症状が出たら専門医にかかる

以上の予防策などに加えて、中東地域ではウィルスの感染源である

ラクダとの接触を避けるようにも予防を促しています。

その他、50歳以上の高齢者が重症化しやすいので

合わせて覚えておく必要があるとしています。

 

旅行の時の注意は?

エボラウイルスにより海外旅行には

細心の注意をしなくてはならない時期がありました。

ただ、アフリカを中心とした出来事であったため

身近に感じる方も少なかったのではないでしょうか。

ですが、今回発生が騒がれたのは韓国です。

日本に近いことが一つの懸念材料です。

韓国をはじめとした海外旅行をしたいという方にとって、

MERSウィルスについてはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

まずは、外務省海外安全ホームページなどで

渡航先が感染注意地域になっていないかどうかを確認しましょう。

また、感染地域に行ってしまった場合は帰国時に

空港の検疫所に相談をすることも大切です。

帰国後14日以内にMERSの症状が疑われたら、

病院でなく最寄りの保健所に連絡を取りましょう。

ウィルス検査をできる病院を探してもらうことで迅速な対処をしてもらえます。

 

最後に

韓国保健福祉省の記者会見を受けて、

6月下旬になりMERSの感染者は減少傾向にあるとされています。

今後MERSウィルスの動向に注目が集まります。

いざという時のために最低限の知識は蓄えておきましょう。

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