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炎症が起きている「だけ」なんて思わないで!軽く考えてはいけない歯髄炎と歯根膜炎!

公開日: : 最終更新日:2017/10/19 口のトラブル , ,

歯髄炎というのは、簡単に言うと神経の仲間である

歯髄神経と血管が通っている歯髄という部分から、何かしらの原因によって、

炎症を起こしてかなり強い痛みが出ることを言います。

これは知覚過敏と似ているところがあって、

歯の痛みやしみるということを考えてみると、

知覚過敏も歯髄炎の仲間に入るかもしれません。

知覚過敏というと、皆さんもよく御存じですね。

また、歯髄炎といっても症状が慢性的なのかそれとも、

一時的なものなのか見分ける必要があります。

それによって、治療の方法が違います。

できるだけ早めに歯医者へ行くことをお勧めします。

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歯髄炎の症状と診断は?

知覚過敏や歯髄炎を疑うのは、

「歯がしみる」とか「ずきずき痛む」などの症状が出てきます。

このような症状がでてきたら、

歯肉炎や知覚過敏を疑ってもいいかもしれません。

では、歯医者に行くとどういう対処をしてくれるのでしょうか?

歯医者では、問診や視診はもちろん、

温度診と言われるテスト・打診と言われるテスト・X線診などが行われます。

温度診とは、歯が冷たいものにしみるのか

温かいものがしみるのか診断していきます。

打診は、歯を軽く叩いてその傷み具合のチェック、そしてX線での検査ですが、

これで歯髄炎の可能性がある時は、「電気歯髄診断器」という機械を使います。

そしてまだ歯髄が生きているのかどうかを観ます。

そしてどのような治療をしていくかどうかを見極めていきます。

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歯根膜炎とは?

歯髄炎は、虫歯等で神経まで達し、

その神経系統に細菌が入り込み痛みを生じたりしますが、

歯根膜炎は、細菌感染の場合と細菌感染以外の場合があります。

感染ではない場合は、外傷の打撲からくるのが原因である場合や

かみ合わせが悪く、ある歯だけが当たる咬合性外傷などがあります。

症状としては、細菌感染ではない場合は、

打診のときの痛みや歯茎が赤く腫れる、歯が浮く感じがあります。

感染性の場合は、打診の際は痛みがあり、

軽く歯がグラグラ動くこともあります。

それから歯茎が腫れてきて、ついには唇や頬が腫れ、

歯茎に膿が溜まるようになってきます。

治療方法としては?

歯髄炎のときは、歯髄を取らないで、薬によって炎症を抑える方法をとります。

歯根膜炎では、感染性ではない場合は、

原因を除去して安静にしていると、数日で治ってきます。

しかし、感染の場合は、根幹治療が必要になってきます。

根幹治療をすれば良くなってきます。

感染性の場合は、治療が遅れれば遅れるほど、

頬がはれてきたり膿がたまってきたりしますので、

早めに歯医者へ行って治療することをお勧めします。

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