外国で、ひじきはヒ素が含まれているから食べないほうがいい食品に
なってしまいましたが、日本では問題なく食べています。
本当にひじきって食べないほうがいいの?ひじきのこと、
ちゃんと知れば食べても大丈夫なのです。
ひじきって健康にいい食べ物?
日本では昔からひじきは体にいいといわれてきたと思います。
でもここ10年くらい、外国ではひじきは健康を害する食べ物とされています。
その理由は、ヒ素が含まれているからです。
ヒ素には、有機ヒ素を無機ヒ素にわかれ、
ひじきは無機ヒ素が含まれているからなのです。
ひじきに含まれている無機ヒ素のほうが毒性が強いのです。
ヒ素は、農薬や殺鼠剤に使われていたり、体に入ると、ガンや心血管疾患、
神経疾患、糖尿病の発症がある可能性があるのです。
ヒ素が含まれているひじき、本当に食べても大丈夫なのでしょうか。
無機ヒ素の摂取量ですが、体重が50kgの成人の場合ですが、
1日に107マイクロgまでは問題ないといわれています。
ひじきに含まれる無機ヒ素は、ひじき1kgに対して最大で22.7マイクロgになります。
ひじきを1日に4.7g以上食べなければ体に影響を与えることはないです。
日本人のひじきの平均摂取量は、1日に0.6g程度なので、
無機ヒ素の影響を受けるということはなさそうです。
毎日、丼1杯のひじきを食べるという量だったら、問題があるかもしれません。
日本人のDNAだから健康にいい食べ物
ひじきを生で食べるということはあまりないと思います。
ひじきを料理するときは、乾燥ひじきを水に戻してから作っていくと思います。
ひじきの料理は、乾燥ひじきを水戻し、
茹でこぼしといった下ごしらえをしてから、
煮たり炒めたりと料理していきます。
無機ヒ素は、水溶性なので、ひじきを水につけることで、
かなりの無機ヒ素が水に溶け出してしまうのです。
乾燥ひじきを水に30分戻して水を捨てた場合は、
無機ヒ素は、50%近く減少します。
ひじきを水から入れてお湯で5分ほど茹で、
茹でたお湯は捨てるという茹で戻しを行うと、80%も減少します。
さらに、30分水戻しをしてから茹で戻しをするという茹でこぼしをすると、
90%減少するそうです。
ひじきを戻した汁は、ヒ素が含まれているので、
料理には使わないほうがいいでしょう。
ひじきにはヒ素が含まれてはいますが、
鉄分、カルシウム、食物繊維と豊富な海藻です。
日本人は昔からひじきを食べてきたので、
ひじきのいいところをちゃんと体が吸収してくれるDNAを持っているそうです。
例えばですが、キムチは発酵食品で腸にいいといわれてますが、
韓国人が食べた場合と日本人が食べた場合では、体での吸収率が違うそうです。
海苔もそうですが、欧米人は昔から海苔を食べないので、
海苔が健康にいいといっても、
欧米人には、海苔のいいところは吸収されないのです。
これは、体に刻み込まれたDNAの仕業です。
ひじきは昔から体にいいといわれてきおり、
ひじきの毒は水に溶けることも知っていたのかもしれません。
最後に
ひじきに含まれている無機ヒ素のほとんどは、
料理の下ごしらえでほとんど流れてしまいます。
ひじきの栄養としての鉄分、カルシウム、
食物繊維はちゃんと残っているので、健康のために食べても問題はないのです。
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