これでわかる!漢方医学 第二回 ~西洋医学と東洋医学・漢方医学の違い~
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第二回目の今回は、漢方医学の「西洋医学と東洋医学・漢方医学の違い」
についてみていきましょう。
もともと日本には西洋医学と東洋医学
漢方医学などがあったようなのですが、
明治時代くらいには西洋から入ってきた
西洋医学が主流となり、東洋医学・
漢方医学などは、あまり使わずに下火
になっていったようです。
ですが近年、西洋医学だけでは
治すことができない病気を東洋医学、
漢方医学などで治していこうとする動きが高まり、
再度漢方がみなおされてきました。
西洋医学と東洋医学
西洋医学に分類されているものの中には、
アメリカ医学、ドイツ・ヨーロッパ医学、
ギリシャ・ローマ医学、アラビア・ユナニー医学
などがあります。
一方、東洋医学に分類されているものは、
日本の漢方医学、中国の中医学、
韓国の韓医学、インドのアーユルヴェーダー、
チベット医学などがあります。
少々ややこしいですが、日本では
「漢方医学」や総称の「東洋医学」と
呼ばれることが多いようですね。
西洋医学と東洋医学、漢方医学などは何が違うの?
では、西洋医学と東洋医学、漢方医学などは
いったい何が違うのでしょうか。
たとえば西洋医学では、体を構成している
臓器や細胞などに何か異常がおきること
によって病気になると考えます。
体を細分化して考えるのです。
いわば自動車のパーツのように、
エンジンが悪いみたいだから修理する
というようなイメージですね。
ですので、どこかに悪いところがある場合には
いろいろな検査をして、何が原因で
症状がでているのかなどを調べます。
そして病名が決まり、悪い部分の治療をおこないます。
車もエンジンが悪いと新しいものに取り替えますが、
たとえば大きな胃癌などができてしまったら
それを何とかすべて取り除けるように切ってしまおう
と手術をすることなどが多いようです。
もし体内にウィルスや細菌が入ってきてしまったときには、
病変した部位を排除したりなどして
対処することが多いようです。
一方、東洋医学、漢方医学では、体全体を見ます。
どこか一部分だけが悪いというわけではなく、
個々の体質や体のバランスなどを考慮して
何かの原因で全体のバランスが崩れたときに
体調が悪くなるというイメージで考えています。
西洋医学のように対処療法だけではなく、
体が本来持っている自然治癒力を高めて、
心も体も良いバランスを保てるようにするような
治療をすることが多いです。
ざっくりといいますと、西洋医学は森ではなく木を見る医学、
東洋医学は木だけではなく森を見る医学と言えそうです。
次回は「陰陽」についてみていきたいと思います。
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